小児視力検査2 ぼやける目薬で1時間

人は遠くを見たり近くを見たりといろいろな所にピントを合わせる力があります。カメラでいうオートフォーカスですが、人では調節力と言います。小児の場合この力が大人に比べ強いのです。ですから遠視の子は調節力をつかって近くの文字が見えます。しかし、力が強すぎるために調節する筋肉が硬直することもあります。これを調節緊張と呼んでいます。この場合検査での遠視が実際より弱くでたり、近視が実際より強く出たりして、視力もうまくだせない場合があります。
そこで実際の子供の眼の度数を正確に測るために、調節力をマヒさせて視力検査をすることがあります。当院ではおもにサイプレジンという点眼を10分ごとに3回いれて、30~40分点眼の効果が出るのを待ってから、視力検査を行います。
これによって調節力の影響を受けないその子の素の状態の遠視近視の度数がわかるのです。はじめての眼鏡作成でもこの検査を行うことにより、より快適な眼鏡をつくることができます。小児では合わない眼鏡を使うことで視力低下を引き起こす場合もありますから、大切な検査です。もちろん全員に必要なわけではありませんので、診察の上で必要な子に行っています。
この場合検査に1時間、その後も2日間くらいぼやけた感じに見えますその旨ご理解の上、検査にいらしてくださいね。