H24/10/24放送のためしてガッテンでドライアイ特集をしていました。
さすが人気番組でその後の反響が大きくて戸惑ってしまいました。当院のHPでもドライアイについては掲載していますが、PCや携帯、ゲームなどの普及により実際とても患者さんが増えています。
実際眼科ではどのような治療をするかと言いますと、まずはドライアイのタイプを涙液の状態や角膜(黒眼の表面)の状態をみて判断します。おもに涙液の分泌が減少しているタイプと涙液の蒸発が早くなっているタイプ、それ以外の眼の表面の状態が悪く涙がスムースに広がらないタイプなどに分かれます。涙液が減少していればやはり点眼にて追加しなければいけません。蒸発が早いタイプでは点眼のほかにも意識的な瞬きを強化したり、湿度を保つような環境の整備、1日に1~2回目を温めるなど症状に合わせて対策を示します。また外の原因で涙の広がりが阻害される場合にはその原因の治療も必要です。
点眼は従来ヒアルロン酸ナトリウムの点眼を中心に使用していましたが、番組でも話のあった新しいタイプの点眼も発売されています。ジクアホソル(商品名:ジクアス)、レバミピド(商品名:ムコスタ点眼液UD2%)です。どちらも使用継続により涙のうるおい成分であるムチンの分泌を促進する作用があります。どの点眼を使用するかはドライアイのタイプによっても異なりますし、使用すればドライアイが治癒するといった夢のような薬ではありませんが、効果が期待されている点眼薬です。
そのほかにもより重度のドライアイには涙点プラグといった治療もありますので、よくご相談下さい。
では、詳細は診察室で、、。